ラスカルの角砂糖
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高橋あづさ 様 (高橋あづさ税理士事務所 税理士)
「何を着たらよいかわからない」「着る物がない」
という誰もがもつ悩みを人一倍の深刻さで抱えていたある日、友人が個人的にスタイリストさんをお願いしたという話をきいた。
興味津々、詳しく聞くと友人の「ウエストのくびれがない」といういう悩みに対して、そのスタイリストさんは、「くびれが無い、という事は手足の長いカッコイイご体型の可能性大ですね。」といきなり言ったらしい。
「肋骨と腰骨の間が狭いと、ウエストのくびれは出来づらい。
その分、ウエストのくびれがない人は足が長く見える傾向がある。
ウエストのくびれがしっかりしている人は、意外と足が短く見える傾向がある。
その両方のバランスが良いイイトコ取りな人がモデル体型。」
と目からウロコ、思わず納得の答えをしてくれた(友人は人の身体を診るセラピスト)上にその場で、実際に彼女に「足長」を活かすコーディネイトをしてくれたという。
さらに、彼女が(そして私も)苦手とする「アウター」と「インナー」の間に一枚挟む重ね着についても、その時いたアシスタントさんと共に「サンドイッチでも『パン、チーズ』より『パン、レタス、チーズ』のほうがきれいだし美味しいでしょ? だから、この一枚は外さない方がいいんです。」
ととても身近な(友人は飲食業も営む)分かりやすい例で説明してくれたという。
その説明のあまりの的確さに惚れて、「その人、紹介して!!」と友人に頼み、出会ったのが佳奈さんだった。
事前に数点の質問、希望、普段のON/OFFの写真をメールでやり取りしてした後、自宅でワードローブチェック。 仕事柄「スーツ」か「パジャマ」(スエット上下)という極端な生活をしている私の希望は
・「仕事先でおめにかかるスーツの方にも、作業着の方にも、一緒に列んで違和感がない服がほしい」。
・「近々主催しているセミナーで、講師の方にも、参加者の方にも失礼なく、かつ、堅苦しくない服装をしたい。(しかも4日分!)」。
今あらためて書き出してみて、なんとわがまま!なんと無茶!と自分でもあきれかえるのだが、それを佳奈さんは「TPO(T:time時間 P:place場所 O:occasion/opportunity場合/機会)」と同じくらいに大切な「もう一つの‘P’(person:人。誰と会うか。)ですね。私もそれを一番大切にしています!」
と受け入れてくださり、それを踏まえたワードローブチェックで、そのスーツ中心の手持ちの服、そして何年も眠っていたスカーフや冠婚葬祭用のネックレス(!)を使って私が上記の場面で、当面過ごせる「TPO+P」なコーディネイトを組んでくださった。
気に入って着倒してくたびれ感のある服と買ったまま忘れていた小物類だけで、あれあれ不思議、ちゃんと気が通った服になる!!!
佳奈さんのワードローブチェックは足りないものや不要なものを探し出すためだけのチェックではなく、使えるもの、今あるのものよさを見つけ出すためのチェックも一緒なのだと思った。
その後、「この方ならば!」と一緒に買い物にいっていただいて、一番ありがたかったのが、「試着してみたいけれど、入るかな?」という余分なストレスからの解放。
「何も考えずに9号OK!」だった若い頃と違い、年とともにサイズアップして、
「似合うか?似合わないか?」以前に「入るか?入らないか?」「サイズがあるか?」の世代に突入し、試着そのものが億劫になっていたのが、佳奈さんの的確な事前リサーチと提案のお陰で、選ぶ楽しみ、着る楽しみに専念できるようになった。(そして、時には冒険の楽しみも)
来シーズンの方針も立ててくださっているとのことで、次回の買い物が楽しみです。宜しく!
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